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(言い訳他)

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年10月 3日(金)22時06分8秒
  このところ更新が鈍っています。 ごじゃごじゃと考え事はしているのですが、
なかなかまとめられません。 ここにコウルサイことを書いて出すのは、頭中を
まとめるにはもってこいなのですが。

*知性を備えた人は何故か悲しそうな姿をしているように見える
*ヒトの諸行為の原動力は、存在しないもの(権力)を生じさせようという考え?
*訓練ばかりではなく経験の価値をヒトはもう少し見つめ直した方がよい
*散らかすことと発見とは異なる
*孤立を怖れず連帯を厭わず
 

"If one proceeds from pure experience one arrives at polytheism"

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 9月19日(金)20時46分51秒
  亡くなる少し前のMax Weberが題名にある他人の言を引いて、学問として
括れる業績によって自己主張をすることには意味がないと主張した。 社会学
界の巨星がウェーバーである、と現在では認識されている。

どうも我々人間は、自己主張ということをやりたくなってしまう。 「私らし
さ」だの「個(別の)性(質)」などという語が巷には氾濫している。 私も
自己主張したくなる者の一人であるし、矛盾或いは自虐の匂いがするにせよ、
ウェーバーの主張に同意する。 自己の客観に務めると、"polytheism" =
多神と信じる=自分以外の者も自分と同程度に価値があるのだと思うことに
帰着せずには居られない。

そうなると、自己主張は、当に、"vocation"(天職、という感じか)に自分
を投入し、終わり無き進展/変化の階段の一段になることしか願わなくなる。
研究成果をまとめた論文は、現状とは全く異なり、研究従事者の氏名を記載
せずに出したらよかろうとまで思う。 氏名を公表せねば公開した研究成果の
真偽に対する責任の拠り所を設けられない、という現状は、実は、研究に従事
する者の不誠実さに対応して固まったものなのではないか?

ヒトは自己主張したくなるという現実にも、その現実を根底とした理想とは
如何なるものなのかについても、恐らくWeberは了解していたのだと思う。
了解しつつ、ヒトの持つ傾向のみを根拠にした社会の方針/ありかたから、
少なくとも地球の将来を危惧していたのではないだろうか?

...for civilized man death has no meaning. It has none because the
individual life of civilized man placed into an infinite 'progress'
according to its own imminent meaning should never come to an
end; for there is always a further step ahead of one who stands in
the march of progress. And no man who comes to die stands upon
the peak which lies in infinity.

出典
Science as a Vocation (Wissenschaft als Beruf)
Max Weber (1919)
書籍
H.H. Gerth and C. W. Mills (translated and edited)
From Max Weber: Essays in Sociology
Oxford University Press 1946
 

追悼 Johnny Cash

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 9月13日(土)06時28分1秒
  死神みたいな男だったと私は思う。 黒衣で低い声で、枯れたことを歌った。
この人は、レコオドを録音して人に歌を聴かせているというのにいつでも自分
のために歌っているように聞こえる歌い手、の親分であった。

私はレコオドやディスクのライナーを観ないという不精者であったのだが、
Cash 死すの報に触れ、所有していたディスクに付属していた小冊子を初めて
開いた。 黒く丈の長い上着を風になびかせている悪夢みたいなCash が居る
表紙の冊子の中からは、古いノオト風に着色をした(若しくは、本当に古い
から、古くさい色になってしまったのか)手書きメモのような冊子が出て
きた。 "album thoughts" と走り書きしてあって、J.C. と添えてある。 死神
直筆のメモを精巧に印刷したもので、書き直しをしたところもそのままで、
生々しい。 当に遺言を覗いてしまったような気になった。 その遺言を包んで
いたのは自分の手を大写しにしたものを背景にしたアルバムデータであり、
勿論生前のCash の手なのであるが、これから石膏の型どりをするのを待って
いる死人の手に見えて、ギョッとした。 しかしCash は私にとってそもそも
死神だったので、たとえば昨日何かの拍子に同じものを開いてみていても、
同じように遺言と死人の手に見えたことと思う。

長年連れ添っていた夫人を、つい何ヶ月かまえに亡くしていたのだという。
こういう二人が、時々、この世には存在するのだ。 片割れがあの世へ行くと
本人も当然のようにそちらへ行ってしまう。 そのような相棒を見つけていた
死神Cash は、やはり、いつでも自分のために--もしかしたら相棒に聴かせる
くらいの気はあったかも知れぬ--歌をうたっていた。

"My mother told me to keep on singing and that kept me working
through the cotton fields. She said God has his hand on you. You'll
be singing for the world someday." ---Johnny Cash
 

M. Nikolai MAKAROV

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 8月31日(日)20時43分12秒
  何だかこのところ、歯磨きをしつつテレを点けるということをしては、ヘンな
ものをそこに観ているようような気がする。 昨晩は、ロシヤの現代絵画家
の、ドイツ制作のドキュメントに出会した。 ソ連の時代に生まれたニコライ
氏のロシヤでのご友人や、氏が多くの時間を過ごしたベルリンでの知り合い、
また、作品を扱うギャラリがあるニュウヨオクでの関係者が次々に登場し、
そのどの人も、いい歳をしてprimitif というか、naif というか、、、和やか
で、落ち着いていて、外れていて、面白かった。

ロシヤのご友人の一人は家の一部屋にクジャクを何羽も飼っていて、「この
前はこいつらのために風呂を作ってやった」と真顔でニコライ氏に伝えて
いた。 クジャクの居る部屋はもうもう、クジャクの家と化していて、とても
ヒトが住める状態ではなかった。 そうは言っても、このご友人の家そのもの
がガラクタ倉庫のようであり、ウオツカを何杯もあおった後、家の主は、柔道
着?を羽織った上にカウボーイ帽、帝国時代のロシヤで使っていた剣を振り回
しては、集まった人々を楽しませていた。

ロシヤには降り立ったことがない。 行ってみたいとも思ったことが無かった
のだが、クジャクと一緒に住んでいるひとの姿を観たら、ロシヤの人も眺めて
みたくなった。 ベルリンは、確かに、ニコライ氏のように思想や表現が
”重め”の人には似合いの場所であったように思う---面白い場所だった。
戦やヒトの野望の末にガタガタになった街には、どうしても傷が残ってしまう
と思う。 が、その地が再び興ってくる時のチカラは、パリのような古都では
感じられない種類のものだ。 旧ソ連から東欧の共産主義の暴走した地域の
人間が、今、面白い。

http://www.mimiferzt.com/makarov/index.html
ニコライ氏の作品を扱うNYのギャラリのサイト・幾つかの作品も眺められる
 

二題

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 8月29日(金)22時48分16秒
  *国家とは何か
猛暑で一万を越す死者を出したフランスで、その遺骸の引き取り手が現れず、
冷蔵室から冷蔵トラックまでフル回転で遺体を保管している。 亡くなった人
の「身元」は判明しており、引き取り手と考えられる者のところへと連絡が
入っているにも関わらず、である。

遺骸の引きとり人が現れないことは「現れない」とだけ伝え、報道では、政治
の非力さ、つまり、緊急時への備えの甘さや対策の不備を指摘することが繰り
返されている。 「民」主を掲げる組織である国家の存在に賛同するのなら、
「民」である自分が先ずは主であれ、とは、近代国家の国民は考えないので
あろうか。 国家組織に頼り切っている人間が、この世には多すぎる。

近代国家。 構造在って倫理無し。

*人でなしとは何か
拙宅の上階の、親の所有する小部屋に住んでいる若者は、何だかどこかが壊れ
ていると感じる。 最近の若者の好むクラブ音楽を大音量で聴くのはまだいい
として、音量がありすぎて音が割れている。 割れた音で奏でられる楽曲も
気の毒なら、音が割れていても気にしない若者も気の毒だ。

また、人の話を聞いていない人、という種類の「大のオトナ」が、どうも、
目立つ。 食事やお茶で一緒に居るととにかくベラベラ喋るもので、何だか
時間だけは過ぎるのだが、その自分が喋った内容についての自分以外の者の
反応も、自分以外の者が自分が喋ったことに対して反応した事実も、認識して
いない。 つまり、これらの人々が語ることに対して同意をしても、そこから
話が発展することはないし、反意を見せると、今度は烈火の如き反撃に遭うが、
そこから話が発展することは、やはり、無いのだ。

現代人。 肉体在って魂無し。
 

どうもありがとうございます

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 8月23日(土)23時58分28秒
  SOMEさん、書き込みをして下さってどうもありがとうございます。

「新解釈」は、なるほどと思いました。 「稚拙」とSOMEさんはお書きになる
ものの、何というか、書いて(表現して)みなくちゃ、稚拙かどうかすら、
判断できませんよね。 「やってみよう」「書き残してみよう」「形にしてみよ
う」として実行してみると、はやり、何事かは判断できますよね。

=====
「やってみよう」として、日本政府がある事業に一億円を投入する、という報道
があったのですが、一億円を投ずる前に「やってみ」たのかどうかが不明です。
「やってみよう」とすることを一億円で焚き付けているのか、「やってみ」たら
一億円を投入する必要が生じてきたのか。 この二つは大きく違う事柄です。

==========
この掲示板(らくだ、でも同様)への書き込みは、自分が投稿したものに限り、
編集をすることができます。 私の投稿に「編集済み」という表示が付随する
のは、この編集を行ったことを示しています。

掲示板に投稿をして下さったあとで編集(修正や追加)を加えたい場合には、
掲示板最下部の「管理者メニュー」のボタンを、何のパスワードも入れずに
クリックします。 そうすると、その時のマシンの状態によって、この掲示板
への投稿で、編集可能な稿の一覧が現れ、編集作業に入ることができます。
 

朝顔が釣瓶に困惑

 投稿者:SOME  投稿日:2003年 8月23日(土)01時54分34秒
  朝顔や 釣瓶取(?)られて 貰い水」とは、午前中は勿論の事でありましょうか?
早朝の陽が昇った前後の時間帯と云う背景を思い浮かべます。
暫らく稚拙な表現が続きますがあしからずご容赦を願います。

さて朝顔とは、夏の日照りに強い物です。昼間は、やはり残暑には、
降参の感があります。それは「 萎縮 」して見せるから良く目に映ります。
大概失敗するのは、其処で水をやる事が一般的かもしれません。
がしかし其の事は、百も承知といわれるかもしれません?

再び「朝顔や 釣瓶取(?)られて 貰い水」
皆さんは、この句を如何に解釈されますか?
私の知る限り回答者は、様々ですがふと新たに考えました。
真夏の井戸水は、冷たい事とご承知でしょうが人間にとって
有りがたい対象物として西瓜を冷やす事とは、人間の嗜好とかで継承されて
来ましたが「 萎縮 」した朝顔だったらやはり其の冷たい井戸水では、
困惑する様がImage出来ます。

水やりとは、酸素を送り込む事と聞いています。
植物は、昼間に二酸化炭素+紫外線=光合成に寄って酸素を供給しますが
夜は、逆に酸素が必要で二酸化炭素を排出しているのだと聞きます。

真夏の昼間の酸素は要らないとは=昼間に水は要らないと云う話です。
況してや冷たい井戸水なんぞ論外かもしれないと解釈しました。
其処でけして蔓が「 釣瓶 」に巻きついたのでは、無い?のかもと
特別新しい解釈ではないかもしれませんが?

是から先の冬の季節の水やりは、昼間に限るとは、毛根が凍りつくとか
毛根が冷えるとか聞きます。幼稚園での朝顔のカリキュラムは、
最近は、どうなのだろう。成功は、大きくても小さくても愛嬌でかわし
ますかね。関西人の挨拶に「儲かりますか?」ってCOEに向かって
云々しているのでしょうかね?
失敗は、大きくても小さくてもGlobe感覚ですかね?
やはり稚拙で終わりました。

 

Centre of Excellence (COE)

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 8月22日(金)00時18分8秒
  成功の内容を把握しやすい対象と、簡単には把握できない対象とがある。 た
とえば、利潤追求の成功は利潤にあたるカネが増えることである、と言えても
ヒトが生存することの成功となると、同様には片づけられない。 このように
対象によって答えに違いが出る問いかけではあるが、「そのものの成功、とは
どのような内容を指すか?」とは、「そのもの」に対して問うてみて、なか
なか面白い答えを弾き出しそうではある。

「サイエンスの成功とは、人々に知って貰うことである」と、講演中に語った
人物を一人だけ知っている。 大層面白い問いかけではあるが、こんなことを
語る講演に出会す機会はそもそも少ないし、恐らく、こんなことを語る人物も
少ないのだとおもう。 その時の講演者がその場でこれを語ったのは、演者を
招いた人物と仲が良かったから、だ。 そういう場面が発生するところを私
は、COEと呼ぶ。 そう呼びたくなるという経験は、これまでに数えるほど
しか無い。 あった、ということは当に、”有り難い”ことだった、と思って
いる。

何も国家機関である省庁が指定してくれなくても、誰でもCOEを形成すること
が可能だ。 ただし、努力が必要だ。 少なくとも、自分の成功/満足、とは
どのような内容を指すか?ということくらいは考えて、稚拙であろうとも、
答えを考えついていたい。
 

七月企画 UTLS「グロバリゼイション」とは何であるか?--まとめ 2-1

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 8月20日(水)11時05分8秒
  まとめ 2-1・
ヒトには回復したいものがある/ヒトにはまだ見つけられていないものがある

夏場に、反グロバリゼイションの集会がフランスの田舎で開かれたが、この
”お祭り騒ぎ”に開催地付近の住民が反対・抗議した。 近隣の人々に煙た
がられるような集会なのだ。

=====
猛暑の前でヨカッタUTLSの講義で、しつこくフランス式にものを考えている
講師の場合、次の言葉を使い分けていたと思う。
*もんでぃありざしおん・mondialisation・世界化
*ぐろばりざしおん・globalisation・地球化
*あんてるなしおなりざしおん・internationalisation・国際化
-----
*ゆにふぉるみざしおん・uniformisation・均質/画一化
逆に、今(八月)になってみて思うのは、
*えがりざしおん・egalisation・均等化
の語が、出なかったということだ。

英語でいうところのグロバリゼイションとして括れる事柄を、言葉に拘ること
で、ここまでしつこく分析して考え直すことができる。 地域住民の抗議の
対象になった催事を遂行しようとしていた者らは、上記のウチ、一体何に
「反対」する意志を見せるための集会を開こうとしていたのか。 そこが明ら
かではないから、近所の人々は催事に抗議をしたくなるのではないか?

世界化の対象にはどのようなものが考えられるであろうか? 同様に、地球
だの国際だのの対象も、何であろうかと考える。 私は、
*世界化の対象は思想や意識に関する事柄
*地球化の対象は土地や生命に関する事柄
*国際化の対象は国家や組織に関する事柄
を、それぞれが対象にしているように思う。 そして、これら何らかの要素の
XX化の現象は、各要素が瓜二つと化す画一化とは異なり、各要素に共通な
ものとは何かを見抜く あぶすとらくしおん・abstraction(extraction と
で迷ったが、purificationに近いとは思えないので採用しなかった)に最も
近いものであると感じる。

何のために、という問いを設定することは愚かかも知れないが、設定してみれ
ば、このXX化は、ヒトにはまだ見つけられていないものを見つけたいがため
の活動の結果観察される現象であるようにおもう。 「見つけ」とはいえ、
そもそも備わっていたナニモノかを回復したいがため、であるのかも知れ
ない。

そう考えて、中世ルネサンス期のヒトの様子を思った。

(後日に続く)
 

Re: 映像としての意志の疎通

 投稿者:ばん まい  投稿日:2003年 8月14日(木)00時10分41秒
  Pikeさん、書き込みをして下さってどうもありがとうございます。

ヒトとヒトとでは言葉を通じて大方の意志疎通が行われ、そこで使う言葉という
ものはとても便利ではあります。 が、ヒトどうしであっても、映像などのやり
とりによって意識の伝達が起こっていないとは言い切れませんから、そうそう
安心しても居られませんよ〜。 「顔に出ている」から始まって、以心伝心だの
虫が知らせるだの、、、。

この手の”やりとり”は、実は生き物には自分で制御できない性質の(どうし
ても発信/受信してしまう)もので、ある程度/最低限の発信能力や感度は誰に
でも備わっているような気がします。 ところが、言葉の便利さに浸りきって
いると、この”やりとり”への感度が鈍る、ということはないかな?

 

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