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少し前まで、時間は経つということだけは真実のように感じられて少し
落ち着いて居られたように思うが、このところ、真実なるものはナニを
ドウ尽くそうが知り得ないということにのみ納得でき、時間のことはどう
でもよくなってきた。 得体の知れぬ総体(真実・世界)の範疇に全てが
ごちょごちょ、こまごまと在る。 時間の流れもごちょごちょの一つで
あろうし、生死のような現象も物質も解釈も、どれもまぁ、同じような
こまごまとした泡沫の一つなのだろう。
知り得ないもののことは知らずとも構わないという心境に前よりも近づく
に至っとしても、恐らく、知り得ないと納得するに至るまでの様子(原因
や経過)とか知り得ないという状態の表現をやりたいから、まだ生から離
れないでいる。 知り得ないということをなるべく深く納得したほうが、
なんだか、世話がない。
ああでも、時間云々などと抜かしていた頃と比して、様々が楽だ。 頭も
首も以前よりはまわるようになったような気がする。 気がするだけでも
ありがたいことだ。
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